お金の無い未来社会

美味しいバナナ。愛馬のコーク。元気パパイヤ。ダブルレインボー

著者 ナオミ フラー Naomi Fuller

福岡県久留米市出身。SGIメンバー。日蓮大聖人の法華経の教えを人生の根本にする。

日蓮大聖人が言う 王仏冥合にて、立正安国を目指し、広宣流布していく事が、世界平和への道だと強く感じる。

王仏冥合とは、社会システムと人間精神の向上とが合い交わり両車輪として機能する事。

立正安国とは、正しい生き方を根本に、平和で安穏な生活ができる社会を作る事。

広宣流布とは、人間が生きる上に根本とする正しい生命哲学仏法の精神を広く伝えていく事。

 

ここでは宗教という言葉は使いたくない。世界を見渡せば、宗教観の違いから、民族間の分断と醜い争いを招いている事実がある。又、宗教が時代と現実から、かけ離れ人間を縛りつける結果を招き、逆に偏った人間性を形成してしまう危険性がある。「宗教とはアヘンなり」とはマルクスの言葉。 現実を見た時、これは ”的を得た言葉” である。

 

日本で宗教という言葉が使われたのは、明治以降、西洋文学が入ってきた時、英語のreligionを日本語訳したもの。 元来、日本では仏の教え、仏道、神道という言葉が使われていた。

日蓮大聖人の御書(人々に与えたお手紙の事)のどこにも宗教という言葉は見当たらない。

以上がその理由である。

 

未来には、人間精神の糧となる、力ある生命哲学が及ぼす価値創造の生き方が望まれる。

正しい生命哲学と、全人類が皆幸せに暮らせる社会システムが両車輪となり、この美しい緑の地球を未来の子供達に残して行きたい。

ジャック フレスコ氏の100歳の誕生日。フロリダにおいてロクサーン メードウズと。世界中から駆けつけた人々で会場は満員。 確かに世界は動き始めてると実感!

左 ジャック フレスコ氏、中央 著者、 右 ロクサーン教授


中世の知の巨人レオナルドダヴィンチ             


現代の知の巨人 ジャックフレスコ

 


著者のちょっと長い つぶやき

共産主義、社会主義、資本主義 等々、どれを試し見ても『世の中にお金が存在している限り、平和な安穏で平等の社会は実現できない!』という現代のレオナルド・ダ・ビンチと言われる知の巨人ジャック フレスコ氏のザ ヴィーナス プロジェクトと、その一環であるリソース ベース エコノミー(資源ベース経済)という未来社会の構想に巡り合う。

 

 プライスタグお金の無い未来?「あり得ない!」と思いつつも、そんなお金の存在について、音楽畑の私が、経済と社会システムの在り方に興味が出てきたのです。

 

私達の生活に身近なお金と銀行、資本主義との関係は? マネタリズムの拝金主義は生産過剰、消費促進に拍車をかける。そんな事がいつまで続くのか?環境破壊、異常気象、難民問題、山積する世界的な諸問題。

 

これらは社会的な問題で、お金とは関係ない!」「いや解決するには、もっとお金が必要」と言うでしょう。しかし果たしてそうだろうか? 注意深く諸問題の根源を見極めると、全てがお金と関係する事に気が付くでしょう。

 

近い将来、行き場を無くして行く資本主義に取って変わる、新たな発想の転換と意識改革がこれから求められる。

 

 ここに本書「通貨消滅 お金は何処へ」の大きな意義があります。

 

私達の祖先は長い年月過酷な自然と戦い、生き延びる知恵と努力を重ね、想像を絶する大進歩を遂げた今日『全ての物に恵まれた安穏社会が実現出来る基盤は整ったとジャックは言います。

 

それは目覚しいテクノロジーの進歩が、それを可能にしてくれると言うのです。AI人工知能やロボット技能が身近になる近未来、仕事が無くなり人類は如何にして生き延びるのか?

どんな未来を作っていくのか? 智慧の結集が望まれる。

 

本書はその参考書となるはずです。

 

 

 

Disappearance of Money / Where has the money gone

『通貨消滅  お金は何処へ?』

 

第1章 お金の由来

 

第2章 お金は時代と共に変貌

 

第3章 未来構想 

 

第4章 資源ベース経済 

 人間に取って変わる労働力ロボットAI時代に向けて